動物のペットとは無関係

2012-05-20更新

ところで、製品(容器を含む)の効用とごみ処理上の副作用の関係をめぐって、 脈州川崎勝最近新たに波紋を投げかけているのが、ペット容器である。 ペット(PET)とは、動物のペットとは無関係の、ポリエチレン・テレフタレ -卜樹脂をさし、プラスチックの一種である。ペット容器が大々的に利用され始めたのはア メリカで、はや一九八○年には年間生産数は二○億本、二リットル大型容器の五○%以上を 占めるまでになっている。ガラスびんのように割れることがないので安全性が高いうえ、軽 量で持ち運びが容易であり、プラスチック容器としてはバリヤー性(外気の遮断)が良いとい うのが、人気の要因である。 一方、わが国では、食品衛生法の基準によってポリエチレン以外のプラスチック容器の使 用は認められていなかったが、これが一九八二年に改められ、現在では一リットル以上の炭 酸飲料用大型容器をはじめ、各種の液体食品や、化粧品の容器として広く利用され始めてい さらに最近になって、業界が小型ペット容器への進出に食指を動かし始めているが、業界 にいわせれば、これは消費者の多様なニーズに応えるためであるという。容器のデザイン、 手軽さ、美しさなど、消費者の感性に訴えることが製品の売上げを左右し始めているが、こ の点でペットは次のようなメリットを持つというのである。 明であることが有利であるため、小型ペット容器のシェァーは四・七五%にのぼるだろう。 この場合、ガラスぴんとの代替は同じく二○%前後となるうえ、缶との代替も五%になる。 なお、「その他飲料」とはコーヒーや健康ドリンクなどを指すが、温めて提供する飲料にペ ットは不適なので、ペット容器化は一%程度だろう。